今日、テレビにおすぎさんが出てて、ふと思い出したことがあった。それは、私がまだ10代だった頃のお話。その日は当時のボーイフレンドとケンカして、勢い良くタンカをきって、家を飛び出したんだっけなー。確か。終電には間に合うはずっ!と思って、駅までダッシュしたにも関わらず、結局、乗り遅れてしまった・・・。で、戻るわけにも行かないし、帰る手段もないし、どうしよう〜。と駅で途方にくれてた。季節は秋口。当然夜も更けてくると寒いし、駅の電気は消えだすし、心細いこと限りなかった。そうして、座り込んでいると、タクシーが来て、中から、どうみてもドラッククイーンのオネエさまが降りて来た。そのオネエさま、私を見るなり「どうしたの?」と声をかけてくれた。その他、温かい言葉をかけられて、気が緩んだのか、ポロポロ涙が出てきて止まらなくて、初対面の人の前で恥ずかしながらも泣きじゃくったのを覚えている。 でも、そんな私をオネエさまは優しくなだめながら励ましてくれた。「そんな男、こっちから願い下げよ!捨てちゃえ!捨てちゃえ!」とか言ってて、その他オネエさまのぶっとんだ発言にいつのまにか笑ってた。 しばらくして、「こんな所にいたら風邪引くから、泊めてあげたいけど、私みたいな奴のところにとまるのなんていやーよね?」と言われて、何も反応できなかった。 今思えば、失礼な態度だったナー。と思う。 できれば温かい部屋に入りたかったけれども、『一応男。』というのが、脳裏をよぎったからだと思う。私も若かったナー。遠慮なく泊めてもらえばよかったのに。。。 そうして、オネエさまは、温かいコーヒーと上着を置いて帰ってった。なんていい人なんだろう・・・。 私も彼女のように温かい気持ちを持てる大人になれているかな〜? 彼女にはもう二度と会えないだろうけど、是非もう一度会ってみたいな〜と思います。 |
2005/05/01 02:38 |